イタリアのマンマの作る果実酒リモンチェッロ
イタリア家の庭にはレモンの木がよく植えられています。日本の庭の金柑や柿の木みたいなもの?!でしょうか。
たわわに実ったレモンは様々な料理やお菓子に使われますが、その皮を使ってイタリアのマンマは「リモンチェッロ」という果実酒を作ります。リモンチェッロはレモンの皮だけを使い、世界最大のアルコール度数を誇る(なんと96%!火気厳禁!!)スピルタスというお酒に漬け込みます。ほんのり黄色に染まった可愛らしいお酒ですが飲み過ぎるとかなりの破壊力になるので要注意です。
このリモンチェッロ、それぞれその家庭によってレシピが違っていて、これはきっと日本の梅酒みたいなものなのだろうなーと想像しています。(ちなみに私が作る梅酒は氷砂糖じゃなくててん菜糖で作るさっぱり味!)
今回はこのイタリアのマンマの味、リモンチェッロの作り方をご紹介します。作り方はいたって簡単、材料さえ手に入れば手軽に作っていただけると思います。それからスピルタスはお酒屋さんに普通に売られていますので比較的手に入りやすいです。
リモンチェッロ(作りやすい量)
<材料>
無農薬レモン — 4個
*スピリタス — 500ml
砂糖 — 600g
水 —1000ml
<作り方>
1 塩でレモンの皮の汚れをこすり落とし、よく洗う。
2 ピーラーでレモンの皮をなるべく白いワタの部分が入らない様にむく。
3 煮沸消毒した瓶にレモンの皮を入れ、スピリタスを注ぎ、1週間寝かせる。
右が1週間後でレモンの色が移っています。
4 鍋に砂糖と水を入れ火にかけて砂糖を煮とかしシロップを作り、完全に冷ます。
5 3をガーゼで漉して4と合わせ、1週間程寝かせて完成!
6 水やソーダで割って、またはミルクで割るのもおすすめです。
*アルコール度数が高いと凍らないので瓶に入れて冷凍庫で保存するのがおすすめです。
*柑橘類が沢山出回っているこの季節、無農薬のオレンジなどで作ってもいいですね。